実務者研修(介護福祉士実務者研修)は、介護の基本的な知識と技術を学ぶ「介護職員初任者研修」の内容に加え、さらに幅広い知識と技術を身につける研修です。
初任者研修よりもカリキュラムが多く、450時間の講義や演習で構成されています。
介護業界でキャリアアップしていくためには欠かせない資格です。介護施設のウェブサイトを見ていると「実務者研修」「介護福祉士実務者研修」の2つ表記がありますが、同じ内容です。
「実務者研修」を修了する3つのメリット
介護福祉士の受験資格を得られる
介護の国家資格である「介護福祉士」の受験資格として、実務経験3年+実務者研修が必須となっています。
国家資格を取得することで、さらなる報酬アップが期待できます。
サービス提供責任者になって給与アップが見込める
「サービス提供責任者」とは、訪問系の介護サービスを行う介護職員のまとめ役です。2018年4月の介護報酬改定により、サービス提供責任者の仕事に就くには実務者研修以上の資格が必須となりました。
サービス提供責任者は訪問介護事業所に必置の職種です。施設の利用者数が40人につき、1人以上の常勤職員を配置することが義務付けられています。
職場によっては資格手当がつくことも多いので、給与アップも見込めます。
上位資格の介護福祉士もサービス提供責任者になることができます。
| 介護の資格 | 特徴 |
|---|---|
| 実務者研修 | 民間資格 介護福祉士受験に必須 サービス提供責任者になれる |
| 介護福祉士 | 国家資格 介護職員のリーダー的な存在 サービス提供責任者になれる |
【初任者研修と実務者研修の違い】
たん吸引・経管栄養ができるようになる
これまでは原則として「たん吸引」「経管栄養」は医師・看護師が行う業務でした。
実務者研修を修了し、指定事業所内で実地研修を受ければ、介護職員もたん吸引・経管栄養ができるようになります。
資格を取るには?
厚生労働省の基準を満たす講習を修了する必要があります。
実務者研修は、介護資格や実務経験がない人でも受講することができます。無資格者の場合は450時間(6カ月程度)の受講が必要です。
ただし、初任者研修やホームヘルパーなどの資格取得者は、受講科目の一部免除を受けられる制度があります。(介護職員初任者研修・ホームヘルパー2級を取得している場合、130時間の免除になります。)
多くの資格スクールが開講しており、働きながら取れる通信教育+スクーリングが一般的です。

