介護施設を円満退職するためのコツと注意点

介護業界は狭いので、以前の職場の同僚と働くことはあるかもしれません。「どうせ辞めるんだから…」と投げやりにならずに円満退社を目指しましょう。

１.退職の意思表示は早めにする

法律では２週間前に退職を申し出れば辞められます。しかし円満退職を目指すなら、遅くとも１か月前には意思表示しておきましょう。

退職理由の多くは職場の人間関係です。少しくらいの嘘があっても個人的な理由にした方がよいでしょう。

仕事内容や人間関係を理由にすると、上司や人事部が引き止めやすいからです。

「こうすれば辞めずに済むんじゃない？」
「この仕事に就けるなら辞める必要ないよね？」

こんな風に引き止められてしまいます。できるだけ『その理由なら仕方ない』と納得してもらうか、反論されない退職理由を伝えましょう。

「結婚を考えていて現在の給料では安すぎます。」「転職先の職場は月給○○円です。」などと伝えるのがおすすめです。

※この時点で転職先を決めておくと良いでしょう。介護専門の転職支援サービスを利用すれば、転職先の入社日程も調整してくれます。

上司が協力的でなければ退職のタイミングも希望通りになりにくいです。有給休暇は全て自分の都合で消化するのが当然ですが、職場の希望に併せた方が円満退職にはなりやすいです。

退職時には、制服や健康保険証などの勤務するために必要だった備品を返却します。

年金手帳や離職票など会社から受け取るものも確認しておきましょう。担当者からいつ、どんなタイミングで受け取るのかを確認しておくとよいです。

退職後は、あなたが担当している業務を残ったスタッフが引継ぎます。引継ぎ漏れで転職後に電話がかかってこないよう、自分主導でしっかり引継ぎをしておきましょう。

ただし、日常的に長時間残業があって引継ぎ漏れが出てしまうのは仕方ありません。引継ぎできないほどに時間に追われていたり、人間関係が悪い職場は少なからずあります。身も蓋もない話ですが、円満退職を諦めるのも一つの手です。

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